現実に訪れた複数プレイ

 

憧れの複数プレイが現実のものとなる3日前から、ムダ毛処理を始めた

目が2つあるわけだから抜け目なく処理したい

どこから見られてもキレイでエロい女になりたい

様々な恰好をしながらムダ毛処理をし、ピーリングをし、念入りに保湿した

わたしの肌をいつも褒めてくれる御主人様だから、当日もまた褒めてもらえたらいいな

ムダ毛処理しつつも、ずっと緊張している

緊張しているだろうわたしに御主人様は

「お前は何も考えずに指定した時間に、指定した場所にくればいいだけだ。他には何も考えなくていい。」

と言ってくれた

「わかりました。考えることをやめます。その時間、その場所に御主人様にただ会いに行きます。」

「お前は本当に可愛い奴だな。たくさん可愛がってやるからな。」

そう安心させてくれた

不安は何もない

楽しみしかない

2日前には、ペディキュアとマネキュアをした

足はアメリカンチェリーのような深い紫色を

手はえんじ色を少し明るくしたような赤色を

どちらも淫乱な女をイメージして選んだ

前日は、浮腫まないように気を付けて過ごした

身体全体を最終チェックし、早めにベッドに入ったが全然寝付けなかった

当日、緊張で何度も何度もトイレに行った

シャワーを浴びてキレイな状態で行きたかったけど、どうせ部屋に着いたらすぐ浴びるから、他の準備に時間をかけた

メイクを念入りに濃い目にした

特にアイメイクは濃くして、暗い部屋で映えるように

少しでもいやらしく見えるように、丁寧に

涙で崩れてもいいように、拭われてもいいように

真っ赤な下着と、胸のあいたピッタリしたニット、黒のタイトスカート、黒色のストッキング、少しヒールのある赤いブーティを纏った

緊張しないように、なるべく考えないようにして電車に乗る

オーバーサイズのコートでいやらしい洋服を隠す

途中でトイレに行きたくならないように、なるべく暖かい場所で、水分補給は控えめに

少し待ち合わせの時間より早く着きそう

最後に念のためにトイレに行こう

トイレの中で御主人様から今どこ?と連絡がきた

焦りながらも身支度を整えてトイレを出る

方向音痴だからスムーズに会えなかったけど、御主人様の顔を見て安堵した

御主人様がいることでとても安心する