クリトリスの奴隷

 

わたしは、クリトリスの奴隷だ

クリトリスを刺激されるとなんの抵抗も出来なくなる

オナニーはいつも数時間かかる

ずっとクリトリスを弄くってしまう

だが、前回彼に叱られてからは一度も自分では触っていない

彼の指ですぐイケるようになりたいから

二週間程触らずにいると、その効果からか彼の指ですぐイケるようになった

そのことは褒めてもらえた

嬉しかった

だけどいつもすぐにはイカせてもらえない

散々寸止めをくらってからだ

わたしがエッチしたくない気分でも、クリトリスを撫でられると抵抗できなくなる

クリトリスの面積なんて身体全体で見ると小指の爪ぐらい小さいのに、ここを刺激されるだけで一瞬で全身が言いなりになる

頭の中が痺れて、いやらしいことや快楽に侵食される

この小さい突起には逆らえない

彼に撫でられると、もうセックスのことしか考えられなくなる

指でトントンと叩かれたり、ズボンの上から何度も手の平で叩かれたり

どんな刺激でもトロンとなってしまう

わたしはクリトリスの奴隷だ

イカせてもらうために彼に媚びる

「お願いします!イカせてください!!」

「その指で触ってください!!」

「下着の上からじゃなくて直接触ってください!!!」

「叩かれてイキたいです!!」

日に日に彼がクリトリスで遊ぶ時間が増えている

色んな角度から色んな触り方をして楽しんでる

わたしはその間、ずっとその快楽の海を漂っている

何度も本当の直前で寸止めされる

あと一撫でというところ、あと一発叩かれたら、というところで見事に手を離される

わざと寸止めしてるくせに、なぜ今のでイカなかったのかと叱られる

早くイケよと叱られる

俺の手を煩わせるなと叱責される

わたしが悪いわけじゃないのに必死に謝罪してしまう

イキたいから何度も謝罪し、再度触ってもらえるよう懇願してしまう

彼は楽しそうに笑っている

わたしの願いは彼の玩具になることだから、彼の思い通りの玩具になれていて嬉しくなる

そんなやりとりを重ねてからやっと許される絶頂は、叫びながら狂ったように身体全体を何度も痙攣させている

その全てが、自分も知らない自分

痙攣している間、何度もイッている

何度も何度もイッている

彼の手はとっくに離れているのに、イク刺激で次の絶頂が導かれる

彼はその間、人体実験に成功したかのように感心しながら、わたしの全身をまじまじと観察している

わたしにはわからないが、この痙攣は放っておくと数分に及ぶらしいので、その間に挿入され、更に絶頂に導かれる

もう自分ではわからない自分だけど、とてもとても気持ちいいのは確かだ

わたしの長年抱いてきた願いが叶うのならば、短いリードで繋がれ自由を奪われるように監禁されて、24時間ずっとクリトリスへの拷問を受けたい

24時間ずっとイカせてもらえず、イク寸前の快楽だけを与えられたい

全身が脱力して、涎を垂れ流し、うわ言のように懇願する

イカせてもらうためなら何でも言うことを聞いてしまうだろう

土下座くらいなら容易いだろう

脳ミソが溶けるのではないだろうか

そのくらい、クリトリスには逆らえない

自分の身体なのに