彼のモノを夢中で咥えていた
ずっとずっと舐めたくて仕方なかった
朝から晩まで何をするにも妄想してしまっていた
だからやっと舐められたのが嬉しくて夢中になりすぎていた
不意をつかれ勢いよくベッドに押し倒される
わたしの顔面は色んな液体まみれ
汚れようが鼻水垂らそうが気にせず夢中で咥えていたことがバレるのは恥ずかしい
急いで拭う
「動くな」
「‥‥はい‥」
「両腕を頭の上で組め」
「‥‥‥はい‥‥」
「まだ感じるなよ?」
「はい‥」
トレーナーの首元を思い切り引っ張り、胸を露出される
いつもこうされるから、わたしの洋服は首元がヨレヨレだ
露出された胸に、獣のような勢いでかぶりつく
快感はない
彼は口いっぱいに乳房を頬張っているだけ
乳首には触れていないし、舌を動かさない
彼の一連の行動から、当然得られると思い込んでいた快楽は感じない
期待してしまったのにもどかしい、切ない、焦れったい
口を離すと、また勢いよく反対側の乳房を口いっぱいに頬張る
今度こそ来るという期待がまた裏切られる
もう片方の乳房を大きな手で鷲掴みにする
上手に乳首を避けている
それを繰り返す
交互に何度も何度も
乳首に全神経が集まっていく
期待が高まる
次の瞬間
乳房のふくらみを横からベロンと舐められた
わたしの身体が勢いよく跳ねる
「おいっ!感じるなっ!」
厳しく叱られ、興奮が一気に高まり身体が熱くなる
叱りながら、乳房を舐め回す
わたしは必死に身体の動きを止めようとするが、勝手に何度も何度も跳ねてしまう
「まだなんにもしてねーよ!感じるなっつてんだろ!」
「はいっごめんなさいっ」
謝罪をして言うことを聞こうと思っているのに身体が言うことをきかない
勝手にビクンビクンと跳ねてしまう
「まだ感じるなよっ!誰が感じていいって許可したんだよっ?」
頬に平手打ちがとんできた
「ごめんなさいっ!!」
謝罪しながらも、この状況に酷く興奮してしまう
ドSモードの鋭い目つきでわたしを見つめながら言い聞かせるように言う
「感じるなよ?」
怯えた目で返事をするが、感じずに耐える自信は全くない
鋭い眼差しでわたしの目を見つめながら、鷲掴みにして変形した乳房から出ている、既に勃起した乳首の先端に向けて舌を出す
あぁもうその光景だけで感じてしまう
声を出すと喘ぎ声に変わってしまいそうなので、無言で首を横に振り降参を申し出る
彼はその姿を楽しみながら、乳首をねっとりと一舐めした
案の定、わたしの身体はビクビクビクビク跳ねる
想像の数百倍の快楽で、身体の震えが止まらない
いつもの数倍感じてしまう
もうここからは、わたしの身体はわたしのモノではなくなった
彼の掌で転がされる
彼の好きなように思うがまま弄ばれる、ただの玩具と化した
強制的に意思を奪われた
彼に弄ばれながら、自分の身体なのに自分の知らない動きをし、出したことのない声を出すただの玩具
それにただただ身を任せ、これまで感じたことのない興奮と、全身から溢れる体液、被虐心に溺れていく
彼とのセックスは麻薬だ
こんな素晴らしいセックス、一瞬も忘れたくないのに
イキ続けては頭を真っ白にして、、を繰り返していたので
翌日には何も記憶に残っていない
彼自身も、ただその場で自分のしたいことをしただけだから覚えていないと言う
記録に残しておけばよかった
いつもそう思う
思い出して自分の手でしたいのに、冒頭部分で記憶が止まっている
もったいないな