わたしは、苦い味が苦手だ。
トマトジュースが嫌いだ。
わたしたちはいつも避妊しない。
最初の頃はしていたけど、生でする興奮を覚えてからしなくなった。
精液でわたしの身体を汚すのが好きな彼は、いつも勢いよくその時その時で汚したい場所に狙いを定めて射精する。
全て出し切ったあと、先端に残った精液をわたしの身体で拭う。
何度見てもその行為に興奮してしまう。
自分がティッシュになった気分になるからだ。
そのあと息を切らしながらわたしの身体をあらゆる角度から眺め、満足したらティッシュで拭いてくれる。
彼の理想では、このあとにお掃除フェラをして欲しいとのことだが、わたしは強要されたときにしかしない。
味が苦手だから。
大好きな人だけど、苦いのは嫌。
自分の体液の味も嫌い。
トマトジュースみたいな味がする。
終わったあとは毎回知らんぷりをしたり、寝たふりをしたり、お掃除フェラから逃げるためにあらゆることをして誤魔化す。
車でレイププレイをしたときは、怒鳴られながら口に捩じ込まれた。
わたしの舌が、彼の思うように動かないので、本気で苛つき髪を引っ張りあげ、ちゃんと綺麗にしろ!舌動かせ!ちゃんとやれ!と怒鳴り、本気で怯えているわたしの顔を何度も殴った。
だが先日、とうとうきちんと約束させられた。
プレイでもなんでもなく、普通に会話をしているときに。
「毎回当たり前のように掃除して。
言われなくても自分からして。
掃除の意味分かる?
綺麗にするんだよ?
ただ舐めるだけじゃ汚れは落ちないだろ?
汚れをその舌で舐め取る。
分かった?」
生理中で欲求不満な身体だった。
常にセックスのことで頭がいっぱいの状態のわたし。
これも彼の計算なのだろうか。
今ならなんでも言うことを聞くと思ってわざと?
そう考えを巡らせたが、彼のドSな表情と声色が大好きなわたしは、このときまんまと約束させられてしまったのだった。
生理中で欲求不満な身体だった。
常にセックスのことで頭がいっぱいの状態のわたし。
これも彼の計算なのだろうか。
今ならなんでも言うことを聞くと思ってわざと?
そう考えを巡らせたが、彼のドSな表情と声色が大好きなわたしは、このときまんまと約束させられてしまったのだった。